2013年12月28日土曜日

スーパーやまと各店にて、ペレット(燃料)の販売を始めました!




久しぶりのブログ更新となりました。
おかげ様で、今月はペレットストーブの設置に忙しくしておりました。

ただ、このようにペレットストーブを設置いただく際、一つの課題がありました。

それは「燃料のペレットは、どこで買ったらいいの?」という課題でした。

当然、当社ショールーム(甲府市貢川/県立美術館通り)にはたくさんのペレットの在庫があり、いつでも販売可能です。お車で来ていただければ、20袋でも50袋でもお持ち帰りできます。

しかし、 そこまでなかなか行けない人はどうするの? ということです。

これまで、林業の業界でも、行政でも、森林資源の熱エネルギー利用や、そのためのペレットストーブの普及を推進してきました。これは本当に大切なことです。

ただ、現実的には、私たちペレットストーブ販売業者としては、上記の質問といつも向き合うことになり、業界や行政の掛け声はあっても、なかなか思うようにならなかった、という面がありました。

そこでこの度、この課題を一気に解決することにしました!
山梨県内に15店舗を展開する「スーパーやまと」の小林社長に相談して、山梨県内のペレット流通の仕組みをつくりました(全て網羅できているわけではございません。特に郡内地域はすみません)。
(やっぱりこういうことは、生業を通じた地域貢献の出番でしょう!)


以下のスーパーやまと各店(6店)で販売中です。どうぞご利用ください!

小淵沢店

須玉店
 
フジミモール店

竜王店

市川大門店

春日居店

スーパーやまとの小林久さんに感謝です。
  
笹本貴之 / 笹本環境オフィス株式会社 代表取締役

2013年11月15日金曜日

お寺の講堂にペレットストーブ(CADEL Nice)を設置しました。

甲府市上曽根町のお寺「妙石庵」さんの講堂に、ペレットストーブ(CADEL Nice 7.0kw)を設置しました。


妙石庵さんの小澤住職は自然エネルギーの推進に取り組んでいます。太陽光発電に加え、風力発電までありました。


小澤住職の取り組みの一つとして、今回ペレットストーブ(木質バイオマスによる熱エネルギー利用) を導入いただいたわけです。それも、多くの方々に見せたいということで講堂に設置しました。


甲府南インターすぐ近くの妙石庵さんです(山梨県甲府市上曽根町2452-6)。小澤住職との対話も楽しいです。

笹本貴之 / 笹本環境オフィス株式会社 代表取締役

2013年10月17日木曜日

甲府市の県産材をふんだんに使った新築の家にペレットストーブ(CADEL社 Martina)を設置しました。

甲府市のI邸に、ペレットストーブ(CADEL社 Martina)を設置しました。


こちらは国産材をふんだんに使った新築の家で、暖房機器を選ぶ際も、原子力や化石燃料ではなく、国産材を燃料にしたペレットストーブを選んでいただきました。


20畳ほどのLDKには10畳分の吹抜け空間、それに8畳ほどの和室も隣接していて、その全体を1台で暖めたい、という要望だったので、通常の出力5~7Kwの機種ではなく、10.4Kwで50畳以上を対応するMartina(マルティナ)という機種を選びました。


また、こちらのお家はペレットストーブの排気口設置を想定したところに大きな軒があり、排気口を出せなかったので、ペレットストーブ上部を吹抜けにしていただき、その中を4メートル以上の煙突を伸ばして2階から排気口を出しました(上写真の中央が分かりますか?)。



こういう設置は、新築時ならではの事例です。
設計事務所さんにも、工務店さんにも、大変お世話になりました。

国産材の家を、国産材を燃料にして暖める、地域循環型のI邸です。
何よりも決断してくれたIさん、ありがとう!

尚、こちらの家は甲府市のペレットストーブ導入助成金(30,000円)を利用した第一号のようです。もちろん木材利用ポイント(50,000円相当)も申請済みです。

笹本貴之 / 笹本環境オフィス株式会社 代表取締役

2013年10月15日火曜日

山梨県の中でも特に寒い北杜市大泉の既存宅にペレットストーブ(CADEL社 Nice)を設置しました。

山梨県北杜市大泉の既存のお宅に、ペレットストーブ(CADEL社のNice 7.0kwを設置しました。
北杜市大泉と言えば、八ヶ岳から刺すように冷たい風が吹き下ろす寒い地域です。
このお宅では、これまでエアコンや大きめの石油ファンヒーターで寒さに対処してきましたが、強い温風や大きな振動音に耐え切れず、木質燃料によるストーブを検討してきました。
ただ、70歳代のご夫婦には薪ストーブのための薪割りや薪の保管や移動は負担が大きすぎると、一か月ほど前にご夫婦で当社の甲府ショールームにお越しいただきました。
 
ダイニングキッチンに設置し、隣のリビングまで全体で20畳ほどの空間を暖めることを想定しています(既定の離隔距離さえとれば、お部屋の中の家具のレイアウト、床・壁の素材はそのままで大丈夫です)。

また、室外の煙突は、八ヶ岳からの強風が予想されるため、通常よりも風除効果のあるキャップを立ち上げました。

ペレットストーブは、このように既存のお家をあまり変更せずに設置できることも良い点です。もちろん、事前に現地にお伺いして条件をお聞きしながら、もっとも適した設置方法をご提案させていただきます。

笹本貴之 / 笹本環境オフィス株式会社 代表取締役

 

2013年10月14日月曜日

かつぬま朝市へのペレットストーブ出展を始めます。

10月に入り、秋らしくなったかな、と思ったら、また最近、日中は汗ばむほどの暑さですね。

当社では今月から、昨年に引き続き「かつぬま朝市」を始め、この秋に実施される山梨県内外での各種催しにて、ペレットストーブの展示を展開します。


毎月第一日曜日に実施されるかつぬま朝市では、 実際にペレットを燃焼させて、その暖かさと炎の感じをご覧いただけます。


今年はCADEL社 Nice(写真右)に加え、新商品Rondo(写真左)も登場です。

たくさんの方々が、かつぬま朝市をきっかけにペレットストーブのことを具体的に知り、具体的にご自身の生活の中で検討し、ご購入を検討していただいています。

やはりペレットストーブは、量販店や通信販売で機能と価格だけを見て購入するのものではなく、実際に炎を見て、暖かさを体験して、私たちと共にペレットストーブのある暮らしを想像することによって、初めてご購入していただくものなんだ、と実感します。

これからの季節、様々な催し会場でお目にかかる機会が増えると思います。
是非お立ち寄りください。

当然、甲府ショールームでもご覧いただけます。
いつでもご連絡の上、お越しください。

笹本貴之 / 笹本環境オフィス株式会社 代表取締役


2013年9月29日日曜日

だいぶ涼しくなってきましたね。

季節の変わり目ですが、体調を崩さぬよう、気をつけましょう。
さあ、ようやく「暖房機器」の話題が嫌がられない季節到来です。
甲府ショールームにある燃焼室では、一年中、3台のペレットストーブの燃焼状態をご覧いただけます。

ただ、ショールームには受付嬢さんがいて常時ご対応できる、という体制ではありません(汗)。
どうぞ一度ご連絡の上、お越しください。


・甲府ショールーム:甲府市貢川1-2-15 山梨県立美術館通り
・電話:055-268-3631


また、今年の秋冬も「かつぬま朝市」にペレットストーブを出店します。



毎月第一日曜日、10月は6日に出店の予定です。
今年は新機種の登場か?

それでは、甲府ショールームまたは「かつぬま朝市」でお会いしましょう。

笹本貴之 / 笹本環境オフィス株式会社 代表取締役

2013年8月29日木曜日

「木材利用ポイント」をご利用いただく予定です。

秋が近づくにつれ、ペレットストーブに関するお問合せや、甲府ショールームへのお客様が増えてきました。
また、この時期は、新築住宅へのペレットストーブの設置や下見の仕事が多いです。


先日も残暑厳しい最中、引渡し前の甲斐市のK邸へ、ペレットストーブ(CADEL Nice)を設置してきました。
全体で30畳ほどの、吹き抜けつきのLDK+和室です。


こちらの施主さんは、山梨県内初の「木材利用ポイント」の利用者になる予定です。
これは木材版のエコポイントです。この機種ですと、28,000ポイント、つまり28,000円分のポイントがつきます。

この他にも、山梨県内では例えば以下のような助成があり、併用も可能です。
甲府市では今年度から30,000円の助成金
山梨市でも30,000円の助成金
南アルプス市では20,000円の助成金

単なるバラマキではなく、再生可能エネルギー(森林資源の熱エネルギーへの利用)を地域で普及させるための意義ある補助制度だと思います。

是非、この機会にご利用してはいかがでしょう。

笹本貴之 / 笹本環境オフィス株式会社 代表取締役


2013年8月7日水曜日

CADEL Japanの新商品 "Rondo"(ロンド)が到着しました。


今年の秋冬シーズンに向けて、CADEL Japanでは新商品 "Rondo"(ロンド)を発表します。

高さが80センチで、直径46センチの円柱型ペレットストーブです。
詳しくは、こちらをご覧ください。


例えば、コーナーに置いてみると、従来に比べてかなりの省スペースになることがわかります。
因みに、右手前のオレンジ色のものが高さ100センチの標準的なペレットストーブです。

ただし、これだけ大きさに差があっても、出力は5.5kWあります(ちなみに右の機種は8.0kW)。
日本の標準的LDK(30畳ほど)を暖めるには十分な出力です。


燃焼実験もしてみました。
炎も安定していて、きれいです。

 

まだ暑い最中ですが、いまのうちに秋冬に向けて準備をしています。
ご興味のある方は、ショールームにお越しください。
燃焼状態もご覧いただけます。暑いですが。 

笹本貴之 / 笹本環境オフィス株式会社 代表取締役


2013年7月26日金曜日

TIMELESS DESIGNさん設計施工の勝沼のT邸にペレットストーブを設置しました。

よく聞かれます。「笹本さんは夏はどうしてるんですか?」と。
ストーブの仕事は、冬だけではないですよ。
当たり前ですが、夏に建てる家にだって、冬の備えとして暖房器具はつけるんです。
だから、この暑い時期でも、我がショールームでは、ご希望さえあればペレットストーブの燃焼状態をお見せしています。

先日も、3月に着工した勝沼のT邸に、ペレットストーブの設置に伺いました。
新築ですからペレットストーブの設置に最も適した場所を選ぶことが出来ます。設置場所や給排気の位置を確認するために現場に伺ったのが、ちょうど3か月前でした。



白い壁に淡い色の床や家具は、非常に落ち着く空間でした。
設置予定のコーナーには、床から2メートルの位置に排気口が、床の端に給気口がしっかり設置されています。


予め左の書棚とのバランスも考えたので、非常にきれいに納まりました。
煙突からの熱も室内に取り入れるため、あえてこのように煙突を室内で2メートル立ち上げました。

因みにこのペレットストーブ、実は既に廃番になった機種なんです。
オーナーのTさんがご友人から譲り受けたもので、当社では【撤去 → オーバーホール → 再調整 → 設置位置・使用法のご提案 → 設置施工】をやらせていただきました。


室外はこんな感じです。上部のシェードの右下に排気口があるのが分かりますか?
ちょうどデッキやシェードに排気がかからない位置に。
(風の強い地域や位置に排気口がある場合は、別の仕様になります。)


外観はこんな感じのTIMELESS DESIGNさん設計施工のT邸。
ぶどう畑に囲まれたこの勝沼で、じょじょに地域に馴染んできそうです。

笹本貴之 / 笹本環境オフィス株式会社 代表取締役

2013年6月27日木曜日

事業所に薪ストーブを設置しました。

住宅にペレットストーブを設置するだけでは、ありません。
事業所に薪ストーブも設置しています。


山梨県北杜市の「山梨住宅工業」さんの事務所に、薪ストーブを設置させていただきました。

山梨住宅工業さんは、 主に住宅のパネルをつくる会社です。
そのパネルをつくる工程で大量に出るオガ粉や端材を使って何かできないか?

そこで昨年から始まったのが、オガ粉を固めてブリケット(人工薪)をつくり、薪ボイラーの燃料にするということです。

  (左がブリケット、右が端材)

これで工場の暖房は、工場から出る材だけで賄えるようになりました。

と、そんな話を社長の北原さんとしていて、
「そう言えば、この事務所の暖房は一部灯油を使っているなあ・・・。あれ、何でいままで気付かなかったんだろう? これで灯油依存から解放される!」
ということで、この度、薪ストーブを事務所に入れることになりました。



ただ、この山梨住宅工業さん、実はこれだけではありません。
薪ストーブの外部煙突を設置するために屋上に出ると、びっしり敷き詰められた太陽光パネルの数々。

 
 (左が薪ストーブの煙突、右が太陽光パネル)

熱エネルギーは、灯油や電気に頼らずに、ほぼ木質燃料に。電力は太陽光に。
これぞ「ゼロ・エミッション」ということでしょう。
そんな会社の試みに、少しでも力になれたかと思うと、嬉しいです。

笹本貴之 / 笹本環境オフィス株式会社 代表取締役


2013年6月19日水曜日

ラウンドテーブル(円卓会議)に参加しました。

ラウンドテーブル(円卓会議)「快適な木の家で森も事業も再生する」に参加しました。


この円卓会議は、快適な木の家づくりを核とした森と街の直接連携によって、森林資源を活用した持続可能なビジネスを展開することを目的にしています。

この目的をもって森林資源に関わる人々、つまり、林業、製材所、工務店、建築家、大学、ジャーナリスト、プランニング会社、そして当社のようなペレットストーブ販売者が円卓を囲むように議論しています。(主催は「森街プロジェクト」です。)

私はこのプロジェクトの、あくまでも「ビジネスを展開」しようとする姿勢に共感しています。

法律に守ってもらおうとか、行政の補助金に頼ろうとか、これまでの民間事業者の依存体質はいいかげん辞めにしよう。そして、まず周りの森林資源が公共財だと自覚して、関わるみんなで共有して、そこから新たな価値を生み出してゆこう。
そんな試みであり、それこそが持続可能なビジネスへの価値になる、という考えです。

すると、やはり最後は「新たなコミュニケーション」の必要性の話にたどり着きます。
林業、製材所、工務店、建築家、大学、ジャーナリスト、プランニング会社、ペレットストーブ販売者、そして消費者が、それぞれの立場からしか森林資源のことを見ていない、ということ気がつきます。 

例えば、地方に住む私たちは、無自覚に「木の家っていいよね!」と言います。
しかし、都会育ちの大学生にとっては「何のこと?」となるわけです。なぜなら、彼らの「木のイメージ」は、割り箸や爪楊枝なのだから!
また、林業者はとにかく木を高く売ろう、と考えている。工務店はとにかく安い木材を手に入れようと考えている。だから自ずと外材に頼ることになるわけです。しかし、一度でも施主が日本の林業の現場を知ると、多少高くても国産材を、ということにもなる。金額だけの問題ではないわけです。

そろそろ、この日本に住む私たちが「想いを共有する」ということ、つまり本当のコミュニティが生まれても良いのではないか。時間はかかるかもしれませんが、それぞれの立場を知り、尊重し、謙虚に学ぶ姿勢を育む取り組みが、必要だと思っています。

いくら「国産材を使おう!」と業界や行政が旗を振ったって無駄です。そのときだけです。
違う立場の者が、その立場を超えて理解しようとするコミュニケーションの末にしか、進歩・発展はないのだと思います。


笹本貴之 / 笹本環境オフィス株式会社 代表取締役


2013年6月7日金曜日

イタリアのペレットストーブメーカーから技術者が来日しました。

先週と今週は、当社の扱うイタリアのペレットストーブメーカー 「CADEL(カデル)」 から技術者が来日していました。


CADEL社の国内総輸入元である当グループでは、日本国内でのCADEL社製ペレットストーブについて、責任を負っています。

これまでイタリアにて新商品の説明や技術的な指導を受けてきましたが、今回は技術者に来日してもらい、日本国内での具体的な設置状況、気候や標高など設置環境による燃焼状況、50ヘルツと60ヘルツへの対応、国産ペレットへの適応など、具体的に現状を共有しながら課題と対処法を整理しました。

 
では、そもそもなぜ、国産ではなくイタリア製のペレットストーブを販売するのか。

それは何といっても、ペレットストーブの先進国であるイタリアに、まだまだ学ぶべきことが多いからです。技術でも、燃費でも、デザインでも、安全性でも、価格でも、国産品は遠く及ばないのが現実です。
長い目で見て、日本国内でペレットストーブをしっかりと定着させるためにこそ、現状の最高レベルの機器を国内に普及させることが使命だと思っています。

これから私たちグループは「CADEL Japan」として、責任と使命を持って販売網を広めて行こうと思っています。
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イタリアのペレットストーブメーカーと言っても、実は多くが中小企業です。イタリア国内の各地に点在し、国の特色ある産業として成り立っています。
そこで、彼らの日本滞在の最後は、山梨の地域の産業であるワイナリーにお連れしました。中でも最も小さなワイナリーの一つ、機山洋酒工業さんを訪問し、土屋ご夫妻に案内いただきました。

地域のものづくりとして、地域の中小企業の経営者として、地域で必要とされる事業として、国や人種は違っても、同じ心を持ってこれからも仕事ができる、と思えた日々でした。

笹本貴之 / 笹本環境オフィス株式会社 代表取締役