2014年1月27日月曜日

不完全燃焼するペレットストーブを改善しました。

特に気密性が高く、24時間換気などで排気圧の強いお宅(負圧になっている住宅)では、ペレットストーブがうまく燃焼できないことがあります。
このような場合、ペレットストーブが利用しようとする室内の酸素を、換気扇が引っ張ってしまっている可能性が考えられます。

そうすると、上記のように極端に燃焼室のガラスがすすけてしまいます。
これだと炎も楽しめませんし、思うように温度も上がりません。

そんなときは、ペレットストーブ用に外気を取り入れます。


上記はペレットストーブの背面下の床から外気をとる施工例です(黒い管が排気煙突で、シルバーの管が給気ダクトです)。壁から外気をとることも可能です。

そうするとペレットストーブは生き返ったように、炎がきれいに見えて、灰も少なくなり、本来の暖かさを取り戻します。


ペレットストーブは、ペレット供給量(自動供給)、燃焼室に取り入れる酸素の量、そしてスムーズな排気によって、快適に使える暖房機器です。


笹本貴之 / 笹本環境オフィス株式会社 代表取締役

2014年1月25日土曜日

既存のストーブとの入れ替えでペレットストーブ(Ravelli社 Mavi)を設置しました。

山梨県山梨市のT邸にペレットストーブ(Ravelli社 Mavi 6.5kw)を設置しました。
より暖かく、より快適に、ということで、5年前から設置していたストーブと入れ替えでした。


今回は室内で煙突を立ち上げず、本体後ろに既存の排気口を利用して、煙突は室外で立ち上げました。風の巻き込みが少し心配でしたので、排煙キャップを風除用にしました。


室外にエアコンの室外機がありますが、これらは冬の間は使用しないことになりそうです。
吹き抜けのある15畳ほどのリビングのコタツはしまって、お隣の8畳ほどの部屋もこのペレットストーブ1台で十分暖かいはずです。

笹本貴之 / 笹本環境オフィス株式会社 代表取締役

2014年1月23日木曜日

「民間発 木質ペレット普及 / 燃料調達の不便さ解消」として記事になりました。

今シーズンは、おかげ様でたくさんのお問合せと設置依頼をいただいております。

そこで、毎回お客さまからご質問いただきながら、なかなか解決できなかった課題に、思い切って取り組むことになりました(※詳しくは前回ブログをご覧ください)。

ペレットストーブの販売は、木質バイオマスの普及・促進という名目のもと、行政や業界の後押しがあって推進してくることが出来ました。そこには税金も投入されています。

ただ、頼っているだけではいけません。
後押しや支援を受けているからこそ、自社のことだけを考えていてはいけません。

では、一販売事業者として何ができるのか?

燃料となるペレットを販売する拠点を多くして、これまでの調達の不便さを少しでも解消して、地域の皆さまがペレットストーブを導入しやすくしてペレット普及に貢献しよう。
ただ、まだまだペレットを知っている人は少ないですから、並べておけば売れる、という商品ではありません。配達やディスプレーや商品管理の経費を考えれば、正直利益にはなりません。

このようなことをスーパーやまとの小林社長に相談して、ご協力いただきました。
「スーパーやまと×笹本環境オフィス」の試みです。


笹本貴之 / 笹本環境オフィス株式会社 代表取締役