このような場合、ペレットストーブが利用しようとする室内の酸素を、換気扇が引っ張ってしまっている可能性が考えられます。
そうすると、上記のように極端に燃焼室のガラスがすすけてしまいます。
これだと炎も楽しめませんし、思うように温度も上がりません。
そんなときは、ペレットストーブ用に外気を取り入れます。
上記はペレットストーブの背面下の床から外気をとる施工例です(黒い管が排気煙突で、シルバーの管が給気ダクトです)。壁から外気をとることも可能です。
そうするとペレットストーブは生き返ったように、炎がきれいに見えて、灰も少なくなり、本来の暖かさを取り戻します。
ペレットストーブは、ペレット供給量(自動供給)、燃焼室に取り入れる酸素の量、そしてスムーズな排気によって、快適に使える暖房機器です。
笹本貴之 / 笹本環境オフィス株式会社 代表取締役