2017年2月24日金曜日

日本家屋を暖める。

築20年以上の日本家屋の広い玄関を、ペレットストーブ(Ravelli社 R70)で暖めています。



古くから日本家屋では、窓を大きくとって風通しを良くし、外気からの断熱もそれほど重視してきませんでした。これは日本人の「自然との共生」という考え方が根底にあったからだ、と私は思います。
そのために家の中で暖をとるために、一つ一つの部屋を区切って、部屋ごとにコタツやストーブで暖まる、という方法をとってきました。そうするとどうしても、廊下や玄関、洗面所やお風呂、それにキッチンなどが寒かったわけです(小さい頃によく行った父や母の実家を思い出します)。


今回の山梨県中央市のK邸には、大きな吹き抜けの素晴らしい玄関がありました。この玄関を暖めることで、家全体に暖を送ろう、という考えでペレットストーブを設置しました。

効果が楽しみです。

笹本 貴之/笹本環境オフィス株式会社